昔懐かしい ウォークスルーバン
うちに来られる お歳がそれなりの お客様は
「いいねぇ~~」と
もともとエンジンをミラターボに載せ換えてる仕様での
外注依頼でしたが
タービン新品に交換したが
ブーストがかからないとの事
乗ってみると
”ブーストが ぴったり 0から上がらない!”
という症状 だったら 何を想像するでしょう?
年式的にも まずはタービン
アクチュエーターの作動
ソレノイドやバキュームホースなど 制御系
インタークーラーや配管 ブローオフなど加給漏れ系
↑この辺は 定番の点検ですが
異常が無い場合
ちょっとあせってきますよね~
スポーツカーでは大体この辺で異常が見つかりますが
純正触媒オイルつまり 脱着して点検しましたが 異常なし
何だろう?
点検用ブースト計 応急的に取り付け
ぴったり0で止まるんで(0.1とか0.2とかだったら)
排気系は違うかな と 思いつつ マフラー 脱着 してみました。
そしたら
一番でっかいタイコに手術の後発見 しかも へこんでる
中のパイプは腐食して 折れてるし
ホームセンターで買ってきたような スチールウールが詰め込んであり
それらを取り除き
閉腹 しました
コレで完璧!と 試運転
しましたが
全く症状変わらず
え==!
ならばと
次のタイコを 切開
同じように 詰まっていたので中身を取り除き
閉腹
コレでどうだ ?
しかし変わらず・・・。 え~~
もうタイコは無い!
でも、排気系であろう 他の部分は 考えられない
あとは ミラターボ独特の
一本から二本に分岐している テール部分だけ・・・・。
見るからにタダのパイプだけですが
どうもこの分岐点がおかしい
ホールソーで穴を開けると
あらら
出るわ出るわで
あの細いパイプにコレだけ詰まっていまして
これじゃーね
もちろん ブーストもかかるようになり
めでたしでした。
時間と工賃が合わないこの業界
…….
見破る技術の無さ
なんでしょうがないです
ありがとうございます